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天命と経営の会員の皆さん、
こんにちは。お久しぶりです。
世界的な経済不況が続いています。
これは、世界の本質と自分の人生を見直す絶好の機会でもあります。
今日は、私の尊敬する空海のことを書きたいと思います。
幸せになるためには、成功するためには、プラス思考をしなければならない。
なぜなら想いは実現するから。
これが現代成功哲学のエッセンスである。
ひょんなところから、真言密教の開祖、空海が道を求めて苦悶していたことを知っ
た。
空海は青年のころ、道を求めて儒教、道教、そして仏教へと放浪していた。
そして、
「径路未だ知らず、 岐(ちまた)に臨んで幾たびか泣く」
と、性霊集(空海著)の中で告白した。
自分の行く道がわからず、人生の選択に直面して何度泣いたかわからない。
あの空海の深い苦悩と、身命をかけて道を求める姿が痛い程伝わってくる。
この言葉を味わうとき、魂から勇氣が湧いてくる。
多くの人にとって、生きることは、感情の浮き沈みの織り成しによって
できているかのように思えるかもしれない。
しかし人生はそれだけではない。
嘆きを避けて楽天はない。嘆きを突き抜けた出口に光があり、楽天がある。
これが数千人と道場をやってきた過程で見えてきたことだ。
空海は、嘆きの果てに、プラス思考、つまり不動心に至った。
プラス思考をしたから、悟りに至ったのではない。
それは結果なのだ。
私たちは、天命に直面して、
「そんなことできない」「止めてしまいたい」「できるなら逃げ出したい」と嘆いて
いる。
「プラス思考をすれば成功する!」
なんて言葉に惑わされてはいけない。
嘆きの分野は、人生でそれを求めていることにほかならない。
嘆きを超えて、自分の天命に直面し自覚する過程で、次第に志が固くなる。
そこには、楽天の世界が待っている。
空海のように大いに泣いて、やがてやるべき道をただひたすら歩くようになろう。
出口 光
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